圧雪車のお話

本日のスキー場です。サーモンコースです。


不整地バーンです。充分気を付けて滑走をしてください。
カラマツ、センターコースには圧雪入ってますよ~。

さて、まずはこちらの写真をどうぞ


タイヤが地形に合わせて滑らかに動いています。おかげでドンという振動がなくなりました。
今までは、登ったら車体ごと空に向かって、頂点から今度は地面にドンというパターンでしたが、これは明らかに違います。しっかり接地面をとらえてるということでしょうか。
まあいまどきの圧雪車はどのメーカーもこんなの当たり前かもしれませんが・・・
このブログで何回か紹介していますが、イタリアプリノート社製バイソンX(エックス)です。

ちなみにバイソンの意味はウシ科バイソン属の大形の野牛で、肩が盛り上がり頭は巨大。ヨーロッパバイソンと、これよりやや大形でバッファローともよばれるアメリカバイソンとの2種がいるらしい。


したがって直訳すると野牛Xです。(メーカーの人苦笑い)

けして柳生ひろしではない。(メーカーの人愛想笑い)

世界の圧雪車市場は、このプリノート社(代表格バイソンかエベレスト)とドイツケースボーラー社(代表格ピステンブーリー)の2社が有名です。
世界的シェアはケースボーラーが約みつる55%、プリノートが約みつる40%と言われています。
以前はボンバルディアとかLMCだとかジョンディアー(それはトラクターだって!)があったみたいですが、今は撤退?したみたいです。
日本の場合はピステンと大原鉄工所が結構な割合を占めているようです。
プリノートも販売網はあったみたいですが、代理店が倒産したりして実績はさほどなかったみたいです。今はJFEメカニカル(大手企業です)がしっかり総代理店を引き継いでいるので全然問題ありません。
性能、部品供給等については、やはり業界をリードする外国2社がやや有利でしょうか?
しかし大原鉄工所は湿雪に強く、緩斜面に強いという話も聞きますし、地元の新潟あたりでは結構な台数が稼働している様です(道内でも結構な台数が稼働しています)
他にもあと数社あります。(除雪車作っているところとか)

どのメーカーも車内は年々コンパクトになってきて、今は殆どコンピューター制御です。昔みたいに計器類からスイッチやらボタンやらいっぱいついていません。
(昔の圧雪車は本当にガンダムのコックピットみたいでした)

よく「ピステン入ってますか?」と問い合わせがあります。これはコースに圧雪が入っているか?という意味です。
意地悪して「いやうちはバイソンが入ってます」と言ってみたいものです。
それだけ、日本はピステンブーリーの台数が多いということなのでしょうか?

この圧雪車という機械は安いものではございません。
失敗のないように購入しましょう。

コメント

  1. ま・ま・まにあっく~

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  2. あと10日で、バイソンくん ともお別れだね!
    また来シーズンよろしく(^_-)-☆

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  3. 学べるバイソンxですね 

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